

これはあるアメリカ人男性の体験談です。
イギリスの田舎を散策していたら森を発見。その中の小道を進んでいったら、森の向こうにあったのは……
2004年のことです。当時、僕は友だちとイギリスに住んでいました。2人で野原とか田舎を散策し、楽しんだものです。
ある日、例によって友だちと散歩していた時、野原の端っこに小さめの森があることに気づき、そこに行ってみることにしました。森の中に小道があったので、そこをたどっていきました。歩いていくうちに木々の枝が道の上にアーチのような形を作り、その下を進んでいきました。しかし、行けども行けども道の終わりが見えてきません。多分、30分くらい歩いたと思います。やっとのことで森の終わりに日の光が見えてきたので、歩を速め、森から野外に出ました。
そこにはごく普通の光景が広がっていました。ただし大きく違っていることが1つ。目の前に奇妙な集落があったのです。建物はガラクタ(木のガラクタ)で作られていました。人々は背が低く、精々120pくらい。高い人でも150pくらいでした。すべての人がボロきれをまとっていました。みんな泥だらけで粗野に見えました。彼らは僕たちをじっと見つめていました。まるで友人と僕が異世界からやってきたエイリアンであるかのようなまなざしで……。道らしい道はなく、建物と建物の間に泥道があるだけ。電線など現代的なものは皆無でした。
そこに立っている最中、突如として「今すぐここから出ていかなければならない」という衝動に駆られたので、友だちを促して元来た道をそそくさと引き返しました。
2004年のことだったので、スマホなど気軽に使える機器が手元になく、その奇妙な光景を撮影できなかったのは残念なことでした。
ともかく家に戻った僕たちは何度かこのできごとについて話し合いました。やがてガマンできなくなった僕は、友だちを説得して例の場所に戻ってみることにしました。今回はデジタルカメラを持参。例の場所に森と入口はあったのですが、道をたどっていったら、ほんの数分で別の野原に出てしまいました。ありきたりの野原。森の周辺を歩いてみたのですが、何のことはない、4つの野原の真ん中に未開発・未使用の小さな四角形の土地があるに過ぎませんでした。村はおろか、森の中にはアーチ道もありませんでした。
言うまでもなく、写真を撮る意味はまったくありませんでした。
あの時、直感に逆らってすぐに立ち去らなかったら、「そこ」から抜け出せなくなり、2人は行方不明者になっていただろう……僕はそう確信しています。
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