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時間旅行実話ゾーン→圧縮された時間

これはイギリスの男性の体験談です。上の写真は、この話に登場するミラノの大聖堂です。


数ヶ月前のことです。私は展示会に参加するため、ミラノにいました。この展示会は毎日午後6時に終わります。展示場(フィエラ・ミラノ)から都市の中心部までは地下鉄で約1時間かかります(前日に所要時間を計ったのです)。

この日、私は仕事のあと、ミラノ大聖堂を見学しました。これは壮麗な建築物で、尖塔がにょきにょき突き出ているさまは、巨大な石のハリネズミを思わせます。私は少なくとも15分の間、大聖堂のなかをぶらついて過ごしました。聖職者と思わしき男性に、屋根の上にのぼれるかどうか尋ねたほどです……彼はのぼれないと答えました。

大聖堂を出たあと、私はコーヒーを飲むことにしました。でも観光客目当ての値の張る喫茶店には入りたくありません(ミラノの中心部でそんな店を探すことは至難の業なのです)。それで少なくとも10分から20分のあいだ街を歩き回りました。適当な喫茶店を見つける寸前、街の時計が目にとまりました。その時計は6時15分を指していました。私はくすっと笑い、「この時計、狂ってるよ」と思いました。どのくらい狂っているか確かめるため、自分の腕時計(ロレックスではありませんが、正確に時を刻むスイス製です)に目をやりました。驚いたことに、私の腕時計も6時15分を指していました。どういうわけか、私は90分かかる活動を、わずか15分の間に成し遂げてしまったのです。

私が誤って展示場を1時間早く出たということはありえません。なぜなら、展示場を出るときに、閉館を告げるアナウンスが流れていたし、他の人々もそろって出口に向かって歩いていたからです。

・また時空の歪でもできたのでしょうか? - FBIさん


・時間の不思議が、ミラノで起きるのって格好よすぎますが、こういうことは、日本でも、へんぴそうな場所でも、おきるようです。それほど有名でもない交差点とか、元武家屋敷の跡とか。 - いろいろさん


・元々、人間の体内時計と現実の時間経過は一致しにくいために起こる錯覚の一種と思われます。人間の体内時間感覚はその時の集中度などにより数倍の格差があると思われます。心拍数にしても平常時と緊急時では3倍以上の差が発生する事もあり、集中するほど短時間で沢山の処理が行われ時間が延びる感覚に教われます。普段、普通に歩いて1時間の距離も何かに集中して前向きに歩いている時はもっと短時間で移動する事も有るはずです。人間の感覚は思ったより錯覚や混乱を起こしやすい物です。時間感覚もその代表の一つでしょう。 - クロノスさん

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