これはアメリカの男性、Ｆさんの体験談です。
少年が蝶の生態園で撮影した写真の中に奇妙な一枚が紛れ込んでいた……
これは僕が 7 歳か 8 歳の時に起きたできごとです。友人と一緒に蝶の生態園に行きました。使い捨てカメラを持っていき、蝶や花を撮影して楽しみました（当時はまだ使い捨てカメラが使われていたのです）。
帰宅後、写真を現像してもらうために母につれられて店に行きました。後日、現像された写真を受け取り、自宅に戻って写真を眺めてから自分の部屋の引き出しにしまいました。
それから数年が経ち、部屋を整理していたら、例の写真が出てきました。写真を一枚ずつ見ていったら、後の方に僕が撮っていないはずの写真が入っていました。そこにはお父さん、お母さん、娘さんの３人家族が映っていました。背景を見る限り、同じ場所で撮影された写真のように見えました。３人はカメラを見下ろす位置に立っていて、身を寄せ合い、本当に混乱したような表情を見せていました。
それを初めて見たときはゾッとしました。その家族に見覚えがなかったのです。使い捨てカメラは新品で、フィルムは使い切ったので、別の場所で撮影した写真が紛れ込んだということはありません。また、カメラは肌身離さず持っていました。どこかに置き忘れ、取りに戻ったというようなことは一切なかったのです。
それではどのようにしてその写真が撮影されたのでしょう？ なぜ３人はひどく混乱したような表情を見せていたのでしょう？ 答えは不明のままです……。
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