これはアメリカの男性、Fさんの体験談です。

父と息子が夜道をドライブしていたのだが、どうもあたりの様子がおかしい……

米モンタナ州の田舎道。僕は夜遅くに父と車を運転していました。もうすぐ曲がり角が見えてくるはず。そこで曲がらなければなりません。

父は助手席でうとうとしていたのですが、ふと目を覚まし、「ここはどこだ?」と尋ねてきたので、「まだ曲がり角まで来ていない」と応えました。この田舎道に曲がり角は 1 つしかないので、見逃すはずありません。

さらに 20 分ほど運転したのですが、曲がり角は一向に見えてきません。突然、父は背筋をシャキッと伸ばし、今すぐ方向転換するよう言いました。父の言い分はこうでした。

「この道に入ってから2時間が経った。こんなことはあり得ない。ずいぶん前に高速道路に出ていたはずだ。」

父はこの辺りで生まれ育ったので、土地勘があるのです。僕は速度を落とし、車を反対方向に向けました。その時、運転席側の道路脇には木立ちがありました。木立ちの向こう側に小高い丘があり、その上に農家がぽっつり建っていました。家の窓から灯りがもれていました。

僕は農家を指さして、あの家の人に道順を尋ねてみようと提案しました。すると父は「いや。このまま運転しろ」ときっぱり。父の態度がおかしいと思ったのですが、とにかく運転を再開。

やがて灯りは見えなくなり、「なぜ農家に行かなかったのか」と尋ねたら、「この道に木立ちはない。それにあの家には誰も住んでいない。何十年も放棄されている。」

それから5分も経たないうちに、探していた曲がり角が見えてきました。10分後、我が家に到着。45分で着くはずだったドライブが 3 時間かかりました。

あの日、何が起こったのか、曲がり角にどうやってたどり着いたのか、いまだにわかりません。数日後に再びその道を通ったのですが、道路脇に木立ちは一切なく、15分ほどで高速道路に出ました。

私はこの体験談に出て来るような父親を尊敬します!

今、世の中がありえないような事が表面化してきていて、昼間には起らなかったような事が起こるようにもなってきて、簡単に言うと「いつもとは違う事に気づく人が増えてきている」という事に尽きるように思います。

何故、そのような事が起こるのかの科学的な証明を多くの人が出来ませんが、変化の時、変革の時が今まさに起こっていて、分からないものには近づかない事が身を守る大事なことのような気がしてなりません。「君子危うきに近づかず」をこの父親は理解していたのだと思います。

探求心は大事ですが、自分の身を滅ぼしてしまっては元も子もないのですから。

Etsukoさん(2023年9月1日)

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