ようこそ! このゾーンでは時間SFをテーマにした映画やTVドラマをご紹介しています。

オルタード・カーボン
2017年12月9日
フィリップ・K・ディック賞を受賞した同名の原作をTVドラマ化! 本格的サイバーパンク / SFノワールシリーズ!→この作品をチェック!


カウンターパート
2017年12月9日
アメリカで来年1月にスタートする、並行世界をテーマにしたTVドラマ『カウンターパート』のポスターと予告編が公開されました。→この作品をチェック!


映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編が公開
2017年12月9日
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の正式な予告編第一弾が公開されました。→予告編を見る


ダークタワー
2017年12月3日
スティーブン・キングの人気小説を映画化! 『ダークタワー』が1月27日(土)に公開されます。→この作品をチェック

2017年秋にアメリカで始まったSF・ファンタジー系大作ドラマ4作品を評価


スター・トレック:ディスカバリー

高予算の豪華な映像。ドラマの世界が精巧に作り込まれているので、物語にのめり込める

 

2005年に『スター・トレック:エンタープライズ』が終了して以来、トレックのシリーズはしばらくの間、鳴りを潜めることになった。その後、映画版『スター・トレック』が3本公開されたが、それらを除けば、12年ぶりにSFの大御所的シリーズがテレビのスクリーン上に華々しく復活したことになる。お金が惜しみなくつぎ込まれていることは一目瞭然であり、絢爛豪華な映像と特殊効果を堪能できる。オープニングタイトルのアニメも今まで見たことがないような芸術的なもので、「これぞ21世紀のトレック」と思わせる。

クリンゴンのメイクは完全に「モデルチェンジ」されており、ファンの間で賛否両論に分かれたようだ。今までのクリンゴンは俳優の素顔が垣間見えるものとなっていたが、今回は素顔をまったく認識できないほど顔を覆いつくすメイクとなっている。しかも、言葉はすべて「クリンゴン語」で、字幕が出される。ここまで徹底的に作り込まれると、視聴している間、それが虚構の世界であることを一時的に忘れ、ドラマにのめり込んでしまう。

同じ意味で、エイリアン(ケルピアン人)のキャラクター・サルー中佐は、クリンゴン同様、ヘビーなメイクが施されている。このキャラを演じるダグ・ジョーンズは長身・痩身で特殊な体型をしているため、メイクアップ後の彼はとても人間とは思えず、エイリアンを演じる俳優としてうってつけだ。被捕食種族のケルピアン人は、危機的な状況を予知するリスク神経を備えているが、その神経が後頭部にグニョリと現れる場面は、キモいと同時にリアルで、このキャラに強烈な個性と存在感を与えている。

『スター・トレック』は60年代から人種や性の平等を打ち出しているが、『ディスカバリー』にゲイのカップルが登場するのは、21世紀のトレックにふさわしい英断と言えるだろう。第7話でタイムループが扱われたのもうれしい限り。

オーヴィル

実質的に『スター・トレック』のパロディだが、ストーリーはしっかりしており、一昔前のトレックを見ているような気分になる

 

アメリカの人気コメディアン、セス・マクファーレンが創案したこのシリーズは、名目上は『スター・トレック』と無関係ということになっているが、実質的に『スター・トレック』のパロディという印象を受ける。

作風、制服、宇宙船内のデザインなど、『スター・トレック』の世界観に酷似している。ただ、このシリーズはコメディSFのため、ジョークやおふざけの場面が取り入れられていて、全体的に軽い味わいだ。とはいうものの、ストーリーはちゃんとSF的な発想に基づいており、起承転結がある。道義上の問題を提示したり、深刻な展開になったりすることもあるので、コメディとはいえ、見応えがある。

面白いことに、上記の『ディスカバリー』が最新鋭の撮影技術やストーリーテリングの手法を駆使した先端的な作風であるのに対して、『オーヴィル』の方は一話完結で、その語り口は80年代の『新スター・トレック』を思わせ、古き良きトレックを見ているような気分になる。

このシリーズはアメリカで大ウケし、高視聴率を記録したので、シーズン2の製作が決定している。

ザ・ギフテッド

『X-Men』と同じ世界を共有する、アクション満載のスーパーヒーローもの

 

ミュータント(超人的なパワーを持つ者)が脅威とみなされ、迫害される社会が舞台になっている。彼らは廃屋に秘密基地を作り、政府の目を逃れながら生活しているのだが、この設定は、CWネットワークで放送され、1シーズンで無残に打ち切られてしまったシリーズ『トゥモロー・ピープル』を連想させるため、同ドラマが形を変えて復活したような感がある。

スリルとサスペンスに満ちたドキハラの展開で、アクションシーンも豊富。テンポが速く、ストーリーがだれないので、飽きさせない。一回の放送時間(約45分)がアッと言う間に経ってしまう。『トゥモロー・ピープル』の二の舞になることなく、長続きしてもらいたいものだ。

インヒューマンズ

個人的には面白いと思ったのだが、全体的な評価は最低。マーベル初の失敗作?

 

出す作品がことごとく大ヒットし、飛ぶ鳥を落とす勢いだったマーベルに、初めて陰りが差した?

超人的なパワーを持つ「インヒューマンズ」を統治する王族が主人公となっている。主人公の王・ブラックボルト(アンソン・マウント)は、その声に絶大なパワーがあり、声を発しただけで都市が全滅してしまうほどの破壊力を持っているので、ドラマの中で一切しゃべらず、無言演技に徹している。彼の妻・女王メデゥーサ(セリンダ・スワン)は、髪にパワーがあり、自分の髪を操ることで、敵をなぎ倒すことができる。

そんな中、インヒューマンズの家系に生まれながら、超人的なパワーに恵まれなかった、ブラックボルトの弟・マキシマス(イワン・リオン)が政権乗っ取っりを企むという、「お家騒動」的なストーリー。製作者は本シリーズを「宇宙を舞台にした『ゲーム・オブ・スローンズ』」と銘打っている。

ところが、この作品はとにかく前評判が悪く、番組宣伝用の画像や予告編を公開しただけで、「安っぽい」「クサい」「本物っぽくない」などと叩かれる始末。蓋を開けた後も、ネガティブなムードはとどまるところを知らず、評論家、マスコミ、視聴者からけちょんけちょんに酷評されるという最悪の事態に。

そんなわけで、退屈するのを覚悟で第一話を見てみたら……「そんなに悪くないじゃん」というのが正直な感想。大好きなテレビシリーズ『エージェント・オブ・シールド』と同じ世界を共有しているということもあり、結構おもしろく見てしまった。風光明媚な楽園ハワイが舞台になっているところも魅力。だが、私のように好意的に受け止める人は少数派であり、全体的な合意は「安っぽい駄作」なので、残念ながらこのドラマの先行きは決して明るくないようだ。第一シーズンを限りに打ち切られてしまうのだろうか?

11月のアクセス統計によると、11月1日〜30日の期間にこのサイトで最もアクセスを集めたのは以下のとおりです。

1位:タイムトラベル映画25選
2位:ドクター・フー
3位:読書ゾーン『アウトランダー』
4位:スーパーナチュラル
5位:韓流タイムトラベルTVドラマ
6位:アウトランダー
7位:『プライマー』を解析する
8位:ドクター・フー シリーズ7後篇
9位:時間SF&ファンタジー映画(2015〜2019年)
10位:映画『ドニー・ダーコ』解説

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