
行方不明になった宇宙飛行士テイラー(チャールトン・ヘストン)を探し出すため、ブレント(ジェームス・フランシスカス)が猿の惑星に赴く。テイラーから送信された情報を手がかりに、ブレントは彼を探し出すことに成功する。テイラーは地下の要塞に身を隠していた。その要塞はテレパシー能力を持つ人間たちによって守られていた……。

■有名サイトの評価(2009年6月25日現在)
インターネット映画データベース: 6.0 / 10
『腐ったトマト』のトマトメーター: 41%
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・この続編は悪くない。だが、『猿の惑星』の概念がお決まりの冒険漫画的なシリーズに劣化する兆候をすでに見せ始めている。 - タイムアウト
・猿軍団が迫り、ミュータントたちが耳障りな奇声を上げるにつけ、どちらの側が勝とうが負けようが、どうでもいいという気持ちになる。興奮に満ちた第一作のあとで、非常にがっかりした。 - アルマー・ハフリデイソン(BBC)

ネタばれ警告! 下のレビューでこの映画の結末が記されていますので、未見の方は読まないでください。
■疑問点は数あれど、特殊効果はお見事! 




前作『猿の惑星』が大ヒット、フォックスは当然のごとく「二匹めのドジョウ」を狙って続編を作ろうとしたが、主演のチャールトン・ヘストンは続編製作に反対したという。『猿の惑星』が完璧なできだったので、安っぽい続編を作ることで、名声を汚したくなかったのだろう。だが、フォックスはあくまでも製作に乗り気だったので、ヘストンは不承不承出演を承諾したという。だが、三作目が作られないようにとの配慮から、「最後に地球を破滅させよ」という条件を出したのだそう。この映画が悲惨な結末を迎えた裏には、こんな理由があったのだ。
結局、このあと3本も『猿の惑星』の続編が作られ、ヘストンのもくろみは見事はずれてしまったので、あれほど暗い結末にする必要はなかったのだが!
ともかく、いやいや出演を承諾したヘストンは、主演を拒否し、脇役に回ることとなった。彼の代わりに、ジェームズ・フランシスカスが主役を務めることになったが、彼は驚くほどヘストンに似ている。私は、最初に彼が登場したとき、一瞬彼がチャールトン・ヘストンかと思ったほどだ。そのあとの場面で、ブレント(フランシスカス)がジーラ(キム・ハンターが演じた猿の科学者)に会ったとき、彼女もブレントをテイラー(ヘストン)と見間違えていた。ヘストンの主演がならなかったので、せめて彼に似た俳優を主役にしたということだろうか?
不幸な結末に加え、この映画では首をかしげるような展開が少なからずあり、全体的に「奇妙な作品」という印象を受けた。最も疑問を感じたのは地下に住む人間たち。彼らはブレントをマインドコントロールして、ノヴァを絞殺させようとした。そのあと、テイラーとブレントを殺すために戦わせた。なぜ彼らが同じ人間をここまで憎悪するのか、理解に余った。また、地下人たちが核兵器を神と崇めて讃美歌を合唱する場面は異様そのものである!
その一方で、特殊効果は一流。特に廃墟と化したニューヨークのセットは見事で、目を見張らされた。当時はCGがなかったので、現物大のセットを作ったのだろう。プロットは納得できなかったものの、ダイナミックな特殊映像のおかげで、そこそこ見られる作品に仕上がったように思う。
地球が全滅してしまったので、このシリーズはこれで一巻の終わりかと思いきや、3作目の『新・猿の惑星』が作られることになった。

この作品は日本語版DVDが発売されています。
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