『ドクター・フー』新しい悪役が発表！

2023年5月1日


© BBC

BBC（英国放送協会）が制作・放送する人気SFシリーズ『ドクター・フー』で新しい悪役を演じる俳優が発表されました。

ジンクス・モンスーンが、シリーズ14で、15代目ドクター（シュティ・ガトワ）の強敵を演じます。役名や役の詳細についてはまだ明らかにされていません。

女装エンタテイナーであるジンクスさんはアメリカのテレビ番組『ドラァグ・レース』（女装者の勝ち抜きコンテスト）で2回優勝し、ブロードウェイ（米ニューヨークの劇場街）で上演されているミュージカル『シカゴ』に出演しています。

ジンクスさんは次のように語って喜びを表明しています。

「『ドクター・フー』に出演できて光栄です。ワクワクが止まらず、ひどく興奮しています。ラッセル・T・デイヴィス（制作総指揮者）は先見の明がある卓越した脚本家。ラッセルやスタッフのみなさんと一緒に仕事をするのが待ちきれません。ターディスに私の荷物を置く余裕があればいいのですが。」

「先日、監督と話をしたのですが、私が演じる役には、俳優として夢見ていたことがすべて集約されているんです。俳優のありとあらゆる夢想がこのキャラにギュッと凝縮されている感じ。ラッセルはこれまで数多くの傑作を書いてきた、私たちの世代を代弁する脚本家。そんな彼によって描かれた役を、大好きなドラマで演じることができるなんて、とんでもない幸運です。」

BBCは、ジンクスさんがシリーズ14で「主要な役」を演じることを約束しています。ただ、その前に、『ドクター・フー』60周年記念特番（全3話）が2023年後半に英BBCで放送されます。この特番では、デイビッド・テナントが14代目ドクターとして復帰、元コンパニオンであるキャサリン・テイトと共演します。この特番ではアメリカの俳優、ニール・パトリック・ハリスが敵役を演じるのですが、多くのファンはニールさんが旧シリーズの敵「宇宙のおもちゃ職人」を演じるのではないかと推測しています。

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