アメリカのTVシリーズ『
スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン』に関して、不思議な偶然にまつわる逸話が伝えられています。
『スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン』シーズン3第11話と12話『2024年暴動の夜』は1995年1月2日と9日に放送されました。
この話で、三人の登場人物は不慮の事故で2024年のサンフランシスコにタイムスリップしてしまいます。そのころ、ホームレスの人々は「サンクチュアリー(避難所)」と名づけられた区域に隔離され、過酷な毎日を送っていたのですが、遂に堪忍袋の緒が切れ、市に抗議して暴動を起こすというストーリーでした。
当時の新聞『ロサンゼルス・タイムズ』の記事によると、この話が撮影されていたころ、時のロサンゼルス市長がある条例を制定しようとしていたのだそうです。その条例は、ホームレスの人々を特定の区域に隔離するというものでした。市長はその区域を「ヘイヴン(避難所)」と名づけるつもりでいたそうです。
そのニュースを耳した『スター・トレック』の関係者は、かなりびびったそうです。
幸いなことに、結局その条例は可決されませんでした。
